宝台樹スキー場に行ったよ

 毎シーズン一緒に雪山を滑る友人とともに、今シーズンもやってきました宝台樹スキー場。前日にスタンサーによる計測と、その結果に合わせたビンディングの調整を済ませていたので、どんな感触になるのかというのが今回の一番の楽しみだった。また、低温環境下用のGoProの電池を使ってみるという試みもある。そして一番の不安が肋骨のヒビが悪化しないかということ。とにかく今回はのんびり滑るわと友人に伝えてはいた。

 購入した宝台樹スキー場のリフト券は5時間のものであったが、その時間の仕組みが特殊で、最初にゲートをくぐってから1時間区切りで消費するといったものになります。たとえば、11:00に最初にリフト乗り場のゲートを潜ると1時間のカウントが開始され、このカウントが0になる12:00を超えてリフト乗り場のゲートを潜ると、次の1時間のカウントが始まります。1時間区切りで消費されるため、お昼休憩などリフトを使用しないタイミングは、残りカウントが0に近くなるときに合わせると、無駄な消費を抑えることができるといった利用の仕方ができます。指定のゲレンデで共通して使えるリフト券なので、まとまった時間、10時間分などを購入しておき、5時間ずつ2つのゲレンデで使用する、などの利用の仕方ができるリフト券になっています。こういうのもあるのかと知ったときは非常に感心しました。

 最初の数本は初心者コースのたんぽぽコースで肩慣らし。調整したビンディングの状態ですが、前回に比べるとだいぶ滑りやすい印象です。スタンサーを利用し、ビンディングの調整をしてもらっていたときに、調整前の状態について色々と聞いたのですが、ボードに対して少し前方に軸がずれるような設定のされ方をしているとかで、足の爪先部分がボードからはみ出す長さが長く、バックターンがしずらい状態と教えてもらいました。ついでにビンディングの調整方法とか、細かく丁寧に説明をしながら調整してくれました。非常に勉強になりましたね。サイドボードなど購入したときに同じようにできるかは自信がありませんが、今後色々と調べる上で参考になりそうです。

youtu.be

 

 調整したボードに慣れてきたところで頂上へ。天気は曇ではあったんですが、風はさほどなく、雲の隙間から日がさすこともあり、視界は良好でした。遠くの景色は雲がかかってはっきりとは見えないものの、それでも景色は良い方だと思います。

 

 景色とは裏腹に、眼下に見える傾斜はとても容赦のないもの。1年前も苦しめられた中級者コースの第10コース。ボードを新しくしていざ再挑戦、したのですが、急にうまくなるはずもなく、何度も転びながら降りていきました。このコースは全体で1キロほどあり、ずっと傾斜が続くため、かなりブレーキを踏みながら降りていくはめになり、かなり下半身に負荷がかかりました。1本すべっただけでかなり足がプルプルしてました。

youtu.be

 

 1時間の区切りが良いタイミングでお昼に。群馬のソウルフードらしいもつ煮込みをいただきました。どうも受付の回転が悪いようで、食べられるまで結構並びましたね。人が多いわけではなかったんですけど。

 

 お昼をはさんで再度頂上へ。前回は滑らなかった上級者コースも滑ってみます。圧接されたコースではあったんですが、少しでた日差しによってと桁行が固まったようで、ところどころアイスバーンになってたのが怖かったです。エッジが思うように入らず、速度を落とすことに悪戦苦闘してました。

youtu.be

 

 頂上から滑るコースはどれもブレーキをかなり掛けないと滑れないようなコースで、数本滑っただけで下半身が限界を迎えてました。このあとは、中級者コースの第2東コースをすべり、そして初心者コースをまわってました。最後の滑走では、友人が自分の GoProで撮ってあげるよと言ってくれたのでお願いし、初めて自分が滑っている様子を自分で見ることができましたね。こうやって人に撮ってもらうと、かなり疾走感などが伝わりやすく、見栄えがいいものなんですね。これに反して自分の猫背やフォームが変なことが気になります。今度滑るときは気をつけたいものです。

youtu.be

 

 滑り終わったあと、「まんてん星の湯」という施設で汗を流し、併設されている食事処で夕飯に。キャベツのみじん切りと、豚肉野菜炒めをご飯の上にのっけた「まんてん丼」を疲れた身体に流し込みました。

 

 新幹線と電車に揺られて21時半頃無事帰宅。肋骨にヒビが入った状態ではあったんですが、派手に転ぶといったこともなく帰れてホッとしています。課題であったGoProの電池も、新しく購入した低温環境下の電池ひとつでほぼほぼまかなうことができたのは助かりました。今シーズンはこれで録画も安定しそうかな。ビンディングのほうも以前よりは滑りやすい感覚になったと思うのでこちらも良い収穫でした。今度宝台樹をすべるときは、頂上からのコースを転ぶことなく滑りきりたいものですね。

志賀高原横手山渋峠スキー場で滑ったよ

 熊の湯ホテルで宿泊して翌日。この日は熊の湯スキー場に隣接するスキー場、横手山渋峠スキー場で滑ります。

 朝6時頃に一度目を覚ますものの、筋肉の痛みや前日の打撲の痛みが残り、すぐに起き上がることができません。30分ほどベッドの中でもがき全身の痛みに慣れる始めてきたので、朝風呂に向かいました。夜中は部屋が暑かったのか、やたらと汗をかいており、放置すると風邪をひきそうだったんですよね。そして昨日かなり冷えた浴場はこの日も朝の冷え込みの分だけ寒かったです。内湯が極端に熱いので慣れるまでつらかったですが、寒いよりはマシと耐えて湯船に浸かっていました。お風呂だけが何店なんですよねこの宿は。

 そして朝食はバイキング。この後動くということを考えて程々に。できるだけ多くの品目を取ろうとしてしまうんですよね。りんごが美味しかった。

 

 食事も済ませ、着替えて荷物をまとめてチェックアウトしたらスキー場へ。熊の湯ホテルの荷物置き場兼更衣室をこの日も使わせていただけたのはありがたかったです。熊の湯ホテルから横手山渋峠スキー場のリフトまでは、歩いて15分ほどでしょうか。ボードを担いでの移動なので結構疲れましたね。天気は曇りで日光がないため、昨日よりは厚着をしていたのですが、逆にこのせいでスキー場までの移動で汗だくになってました。服装の調整難しい。

 えっちらおっちらと雪道を進んで、リフト乗り場手前のリフト券売り場まで到着。この日は昼過ぎに解散予定なので、4時間のリフト券を購入しました。そしてここからはひたすらリフトに乗ります。2300mを超える頂上を目指すリフトは急な傾斜をぐんぐん登り、リフトから見える景色には、厚手の上着のような雪を纏った樹氷が並びます。そして後ろには悠然と広がる景色が見えればというところでしたが、低い位置からすでにガスっており、遠くはおろか、10m先も視界が怪しいといった状況でした。前日の天気とはうってかわって、この日の滑走は視界の悪さに苦しめられました。

 頂上にあるレストランには「満点ビューテラス」という景色を楽しめるスポットもあるのですが、ご覧の有様です。ホワイトボードの前に立っているようにすら見えます。

 

 横手山渋峠スキー場は、頂上を挟んで更に奥にもコースが続いており、ここのゲレンデで滑ったことがある友人から、この先の渋峠側のコースを回るのが良いとの勧めに従い、この日最初の滑走を開始します。1本目を録画しようとしたんですが GoProが寒さでバッテリーがないという警告が録画直後にでましたね。まともに取れた録画が全体でも少なかったのがこの日は切なかったです。渋峠エリアのゲミュートコース、ウェーバーコースをしばらく回りました。

youtu.be

youtu.be

 

 リフトを降りてボードと足を固定し身体を起こすという一連の流れの中で、前日にぶつけた右胸下あたりが痛み、同時に体力も奪っていきます。徐々に渋峠エリアの人も増えてきたということもあり、昼食のために「日本一高い場所にあるパン屋」で有名な「横手山頂ヒュッテ」に向かいました。ゲレンデにいた人の密度に対して、店の中にいる人の密度は数倍違ったと思います。混んでる。運良くテーブル席が空いたので、すぐに昼食に臨めましたが、タイミングが悪いと席があくまでずっと待つ羽目になっていたかもしれません。友人含め全員が話題のきのこスープを注文。自分はパンがセットのものにしました。あつあつホカホカのパンとクリームシチュー。ボリュームが多いわけではないのに、満足感が非常にありました。パンにつけて食べるクリームシチューが疲れた身体に効果テキメンで絶品です。セットで付いてきたパンをおかわりしたくなる。

 

 撤退予定時刻から逆算して、あと乗れるリフトの回数も限られてきた。渋峠エリアは人も増えてきたので、横手山エリアを戻りつつ滑ることに。そしてこの横手山エリアの頂上から下るコースなんですが、まず細い。そして崖。前日の滑落のトラウマを呼び起こし、怖すぎる。さらに視界が悪いため足元がはっきり見えず、不意に凸凹した足場にのりあげ転倒ということも繰り返しました。このときお尻を強打し、痛みとともにお尻パッドのついたタイツを履いていてよかったと感動してました。完全に怖気づいてしまって、ノロノロと降りていくのが精一杯。林道怖い。

youtu.be

 横手山渋峠スキー場をあとにし、疲弊した身体をボードとともに引きずりながら熊の湯ホテルに戻ります。着替えて荷物をまとめて、荷物の宅配手続きをして、身軽になった状態で友人の車に。さすがにボードを担いで帰る気力はこの時点でありませんでした。途中スリップしたりするトラブルは有りつつも、湯田中駅近くの楓の湯という駅前温泉で一休み。スノボーのあとの温泉は最高ですね。荷物を減らすためにバスタオルを持ってきておらず、レンタルもなかったので購入する羽目になりましたがまぁ致し方無し。記念品代わりに持って帰りましょう。そして友人と別れて電車に飛び乗り、一人帰路につきました。

 突発的な計画ではありましたが、今シーズン初の雪山旅はなかなか興味深い内容になったと感じています。1日目は天候に恵まれコンディションもよく、眺めも最高という中、滑落と雪中登山を経験し、2日目は逆に天候に恵まれず視界が悪い状態で、前日の打撲と戦いながら過酷な滑走になったという印象でした。2日目はお昼が美味しかったという思い出が強すぎて滑走の思い出がかき消されそうなんですよね。横手山渋峠スキー場のほうは、天気も含めて少し悔いの残る内容だったので、機会を見つけて今後リベンジしたいですね。打撲の状態は帰ってから数日様子見していますが、ひどくなることはないので湿布を貼りながら様子見を続けるつもりです。予定している雪山に影響が出ないことを祈るばかり。

 

 

志賀高原熊の湯スキー場で滑ったよ

 まだ年始の休みの時期だったでしょうか。「1/7~1/9あたりでどこか滑りにイケる人おらんか?」という呼びかけに勢いだけで参加表明し、さらに1白2日で2箇所滑るぞとなったので、広範囲にスキー場を持つ志賀高原で滑ることが決まりました。雪山の選定、宿の確保、移動手段の確保、実に2日ほどで確定した日程のスピード感には惚れ惚れしますね。突発的な旅はこういうところもワクワクするので個人的には好きです。

 まぁ宿の確保を自分がしたんですけど、予約してからプランを変更した方が良いとなって、予約サイトと宿の双方への連絡が必要になってちょっと手間取ってしまったのは失敗でした。差額がちゃんと返ってきたのでまぁ勉強になりましたということで。予約サイトから予約して、キャンセル料が発生するタイミングだけどキャンセル料が発生しないことをホテル側と握っている場合は、ホテル側から「キャンセル料免除」での予約取り消すフローがある、というのを知っておきましょう。ホテル側から「まず予約をそちらでキャンセルしてもらって」と言われても、キャンセル料が発生する場合はキャンセルを自分でしてはならない。なかなか大変ね。

 とまぁ準備期間での一悶着はありつつも無事に当日を迎えます。まだ月が沈む前、4時台に家をでて始発の電車で友人との合流地点、湯田中駅に向かいます。電車での移動時間は実に4時間。車で行く友人たちも3, 4時間運転したらしい。思ってた以上に遠かった。でも移動中に小説がたくさん読めるので、電車旅は好きです。

 

 友人と合流して熊の湯スキー場に隣接する宿「熊の湯ホテル」に向かいます。晴天に恵まれ、場所の割に道路に広がる雪は少なめ。交通状況も悪くなく、スムーズに目的地につきました。

 

 チェックインと着替えを手早く済ませ、新調したボードを担いでゲレンデへ。青空の広がる熊の湯スキー場。レストラン入り口には、大きな熊を模したオブジェが鎮座しています。朝から晴れている割に、雪はサラサラの状態で、シャバシャバしたような水気を感じさせるものではありません。これがこのあたりの雪質特有のものなのかもしれません。

 

 リフト券も確保し、いざ今年最初の滑走へ。新しいボードの感触の確認というのもあるので、この日は全体を通して結構慎重に滑っていたと思います。あと久々の運動ということもあり、すぐに疲れてしまうだろうなという予想と、筋などを傷めないかという心配が常にありました。スノーボードは普段使わない筋肉を使うので、ある程度体を動かしていたとしても不安はついてきますね。それでも滑ってしまえば、吹き抜ける風が一緒にさらってくれているのか、抱いていた不安は小さくなっていくものです。久々の感覚。めっさ気持ちがいい。適度に積もったサラサラした雪は、ボードで削られるでもなく、フカフカしすぎるでもなく、予想したとおりにボードをつかんでくれる感じがして、滑りやすいという印象を持ちました。

youtu.be

 序盤の滑走の感触が比較的良かったこともあり、友人たちとコースの一番高いところに意気揚々と向かいます。標高が高いスキー場ということもあり、リフトからの眺め、滑っている最中の景色も素晴らしいものでした。 

 

 

 

 コースは横に広いものが多いのですが、傾斜がかかった場所が多く、傾斜を考慮したボードさばきをしないと、必要以上にブレーキが掛かったり速度が出たりと、制御が難しくなるようなポイントがあったように思います。圧接されたところとそうでないところが隣接していて、境目が分かりづらいというのも自分にとっては難しいところでしたね。転倒せずに滑るということがあまりできませんでした。それでも、人が少なかったことで大きくターンしながら滑るということができたのは楽しかったですね。遠くに広がる景色を眺めながら、自分のペースで滑ることができました。友人はみな颯爽と滑っていったので、いつも待たせてしまっていたのが申し訳ないと思うところです。

youtu.be

 

 お昼はゲレンデ食として定番のカレー。器が横に長い特徴的なもので驚きました。ご飯とカレーの接地面が少ない。ルーの方に全体的にご飯を移すという食べ方になりましたね。

 

 そして午後の滑走なのですが、各コースの連絡路となる林道部分はどのゲレンデであれ狭くなりやすいものと思います。熊の湯スキー場もそうで、隣り合うコースを繋ぐ道は狭くなっていました。友人についていく形で連絡路を進んでいると、予想外にボードのエッジがかかってしまい急旋回、連絡路横の斜面を少し登った後、連絡路を横切るように滑ってしまいます。ブレーキをかけるも止まりきれず、コース外にボードが飛び出す。急にふわっと、ボードがなににも接していないことを足から感じ取りました。驚くまもなくガサガサと草木をなぎ倒す音がしたかと思ったら、ドンっと鈍い音とともに景色が静止。傾斜に生える草木に引っかかる形で滑落は止まりました。ちょうど録画をしながら滑っていたので、滑落する瞬間も録画できました。

youtu.be

 

 体の右側に木があり、脇腹の上あたりを支えており、足とボードを長く生えた枝葉が絡みつくような形で支えられてました。両足を振り上げたような形で、背を丸めたエビの状態。地面から一番近いのは首辺り。すぐに脱出が難しいと判断し、まずは友人に電話で連絡。yukiyama というアプリでそれぞれの位置はわかるので、落ちたポイントを伝えて、近くまで来てもらうようにお願いした。yukiyamaアプリのありがたさを実感したものです。友人が来てくれるまで、コースへの復帰を試みます。

 ボードを枝が支えてくれていたので、上体をさらに折ってブーツとボードを分離させます。もっと柔軟しておけばよかったとか考えていましたね。体が動くという状態に安心していたんだと思います。両足を地面につけようとすると、足がすっぽり雪にハマる。これ、もしかして動けなくなるのでは?と別の不安が頭をよぎりました。ここで悩んだのは、上のコースに向かうか、下に降りきってしまうかということ。コースが見えているのは上の方ですが、傾斜に逆らわないほうが動けるかと思い、下に1歩踏み出しました。ズズズ…. 足元の雪が崩れるのと同時に、想像以上に下に滑ったことに驚き木をつかんで急停止。あまりに危うい。雪で地面が近いようにみえるんですが、おそらくここは雪がなければ急斜面、あるいは崖なんですよね。自分が転げ落ちるイメージが恐怖心を誘い、上に登ることを決めました。この瞬間が、滑落したときよりも怖かったかもしれません。幸い、コースから外れてすぐの木に引っかかったので、距離としては短いものです。ですが、いざ登ろうと思って足を踏み出すと、上に踏み込んだ足、もう片方の支えている足、ともにズズズっと下にずり落ち、下手に動くとさらに下に行ってしまうという状態。やばいやばいと焦りながら、必死に登り方を考えます。まず最初に試したのは、、ボードを雪に刺し、ある程度固定できたところで、それを支えに体を持ち上げるというもの。少しは手応えもあったのですが、少しでもボードを支える雪が不安定になると、突然支えがなくなるような感覚になりさらなる恐怖を植え付けられました。急に落下するアトラクションのような感覚です。体を大きく動かすと、変化に耐えきれなくなった雪が崩れるので、一歩ずつ、かなり小さい歩幅での移動しかできないことを悟りました。少しでも足元の雪が崩れないように、胸あたりにある雪を手で崩し、足場になる辺りにまとめて固めます。そこに片足を斜面に突き刺すように少し上にあげます。グッグッとつま先に力を入れて雪を固め、更に足元を安定させ、いを決して体重を預ける。少し下にずれますが、上げた足よりも下には落ちません。3歩進んで2歩下がる、これを一歩の中で生み出しているイメージ。おそらく数センチしか登れてはいないですが、手応えを感じられたことに活力を感じました。これならコースに戻れる。時間をかけてようやくコースの端に手がかかるかというところまで来ました。

 長い時間悪戦苦闘する間、通りかかった人はおそらく2人。人が少ないことが逆にこのときは心細かったですね。そして友人も合流し、気持ち的にも余裕ができました。下手に救助しようとすると友人を巻き込みそうだったので、独力で登り切るのを見守ってもらいます。そして滑落から40分程でしょうか、コースに復帰できました。戻ってきたという安心感と同時に、とんでもない疲労感が身体を襲います。雪道を登るというのがいかに過酷か、期せずして体感してしまいました。この後の滑走は、疲労と崖への恐怖心でガタガタでしたね。

 点灯を繰り返して疲労困憊になったことや、GoProが寒さによって録画できなくなったりするなど、気持ち的にも少し下火になってきていたので、自分だけ早めに切り上げさせてもらい、着替えてルームキーを受け取り、宿泊する部屋に入りました。和洋折衷といった内装で、人数に対して非常に広い部屋。そして浴場のお風呂は、そこまで広いものではなく、洗い場が4箇所、内湯と露天風呂の2箇所入るところがあり、内湯は43度と熱く、露天風呂は雪のせいか比較的ぬるかったですね。洗い場が露天風呂に繋がる扉のすぐ横にあり、誰かが出入りするたびに冷気が入り込むため非常に寒いというのが印象的。とにかく早く洗って湯に浸かりたいという気持ちで溢れてました。

 

 温泉の後少しのんびりしてから夕飯へ。テーブルに並べられた品目をみると、値段の割に非常に豪盛なもので、友人とともに驚いていました。近くの他の宿に止まったことがあるけどこんなに豪盛ではなかったと友人が話してましたね。一つ一つがとても美味でご飯も進み、3杯平らげてました。

 

 一通り終えて体の調子を確認してみると、滑落事に木と接触した右胸下辺りに少し打ち身のような感覚が残っていました。表面的にわかるような内出血をしているものではないので、具体的な怪我の箇所はわからないのですが、悪くても骨にヒビが入っているといった程度でしょうかね。大きく呼吸をしたり、身体全体が連動して動くような動きをすると少し痛みがある程度。寝て起きてからまた確認しましょうかね。

 今シーズン最初の雪山、熊の湯スキー場は、コンディション良し、初滑落あり、大怪我はないが軽傷あり、といった感じになりました。滑落というかなり予想外なことはありましたが、新しいボードの感触を掴みつつ、これまでの滑り方を思い出すにはいいコンディションの中で滑れたかなと思っています。林道への恐怖心というのが植え付けられてしまいましたが、それを差し引いても楽しい雪山でしたね。今年すでにいくつか予定をいれているので、まずは動ける範囲の状態で帰ってくるというのを達成したいですね。

『【#毎月6日はTOKYO6の日】小春六花とコーヒーブレイク【但馬屋珈琲店オリジナルブレンド】』を投稿したよ

youtu.be

 

nico.ms

 今年最初の記事投稿になります。今年のも京都かを最初に書こうとしてたんですけどね。まぁ予定は未定ということで。

 1/3にボイロトゥーンの動画を出したときに「そういえば6日まで時間がない!」ということに気づき、投稿した直後に Aviutl を開いて編集を始めていました。計画性がないところは今後要改善ですね。いやむしろこれぐらいのほうが、結果的に効率は一番いいのかもしれないという思いもあるので、あんまり変わらないかもしれないです。

 前回は酔声祭への投稿ということもあり、ささらちゃんに登場してもらいましたが、今回は六花ちゃん一人です。「TOKYO6の日」ということもあったので、他の小樽組の登場も考えたんですが、あんまりやり取りするシナリオが思いつかなかったので、六花ちゃんが1人で淡々と、但馬屋珈琲店ネルドリップについてや、使用している器具など、コーヒー関連の話をしてもらいました。調べれば調べるほど、但馬屋珈琲店さんの店舗に直接行って、洗練されたコーヒーを味わってみたいなという思いが強まるばかりです。ただちょっと気になるのは、1号店である本店は、全席喫煙可能みたいなんですよね。あまりタバコの匂いは好まないため、禁煙の店舗を選んでいかないといけないなぁというのが、個人的に残念な思い出はあります。老舗の喫茶店というのは、こういうところが自分にとってはネックになるんですよね。

 コーヒーレシピの記事でもかいておりますが、但馬屋珈琲店さんのブレンドで淹れたコーヒーは、非常に整った風味という印象がありまして、逆にこのコーヒーを使ってカフェオレを作ろうとしても、下手に調和を崩すことにしかならず、風味が落ちるような印象なんですよね。なので、研究された風味をブラックで味わうのが個人的にはお薦めです。

 先月は1ヶ月でコーヒーブレイクの動画は2本しかあげられておらず、今月もおそらく雪山や小樽旅行の動画作成をしている時間が長くなると思われるので、もしかしたらコーヒーブレイクの次回作は来月になるかもしれません。他のシリーズの動画を楽しんでいただきつつ、のんびりとお待ちいただければ幸いです。

ハンドドリップ関連動画

  •  

2022年の振り返り

 前回の記事では目標と比較する形だけでの振り返りでしたが、今度はブログなど記録している内容などから、まずは時系列似合わせて振り返り、コーヒーなどはいくらか項目を分けて、それぞれで振り返ってみたいと思います。

時系列で振り返る

1月~3月

 新年早々、乗ったタクシーがスリップしたんですよね。寒波怖い。
 怪我によって2021年はスノボーをすることができず、回復して初めてのゲレンデは、怪我をした思い出が残るたんばらスキーパークです。怪我をしたというネガティブな印象をまずは払拭したいという思いがあるので、かなり抑えて滑ってましたね。ただ滑ったときに、ブーツのパーツが壊れてしまいました。その日はなんとか滑り終えることができたものの、ほかにも滑る予定が入っていたので、急遽ブーツを購入したりしました。割安で良い製品を選ぶことができ、かつインソールについても調整してくれたりと、F.JANCKさんにはお世話になりました。新しいブーツを携えて、ガーラ湯沢で試しに滑り、野沢温泉スキー場では記録的大雪に見舞われ宝台樹スキー場丸沼高原スキー場万座温泉スキー場、そして最後は上越国際スキー場でライトアップされた夜のゲレンデを楽しんだりしました。10時間滑ったのも良い思い出です。岩原スキー場にも行ければよかったんですけどね、上越国際スキー場と合わせていこうとしたときに、現地で前日にシーズンオフに入ったと聞いて切なくなりましたね。2023年は岩原スキー場に行ければなと思っております。
 ボイスロイド投稿者のみのスプラトゥーン2の大会「Voiceroid Draft Cup5」に出場して、選んでもらったチームで準優勝できました。決勝は惜敗してしまったものの、チームの雰囲気は非常にいいもので、とても楽しく参加できました。この大会の配信アーカイブを何度もみたのも良き思い出です。そしてその参加記録を動画としても投稿しています。

 動画投稿という話でいうと、支援絵やニコニコデイリートピックスとして初採用されたのがこの時期でしたね。支援絵は「小春六花とコーヒーブレイク」のもので、ニコニコデイリートピックスには「小春六花の小樽冒険記」が採用されました。小春六花というキャラクターが好きになる一つの要因として、こういった制作物が何らかの幸運を運んできてくれるというのを実感させてくれたという思い入れの強さがありますね。

4月~6月

 テ勢麻雀で初の合宿をしたのが2022年の4月になりますね。しっぽらさんの考えに対して全員が乗り気で、非常に短い期間で現実化したのが非常に印象的でした。みんなの意識が後も一致すると形にするのってこんなにも早くできるんだなと実感したものです。合宿地のグリーン荘も非常に良いところで、ここを基準とした合宿地の選択を今後することになるとは思うんですが、なかなかこれを超えるコスパのいい場所が見つかりません。ちなみに合宿での成績はまったく振るわなかったので個人的なグリーン荘との相性は悪いのかもしれない。いいところなんですがそこだけ難点です。

 遠出したもので思い出されるのは、御岳山を友人と登ったことですね。出不精気味になっていた時期に、体力維持も目的にした登山をしました。登山靴も勝ったりとそれなりに準備し臨んだ日は、非常に天気がよく、登山日和でしたね。頻度こそなかったものの、今後は山頂でコーヒーを淹れたりといったこともしてみたいなと考えているので、登山も機会をみてやっていきたいものです。せっかく靴も買ったしね。

 動画作成は自分の趣味を扱って編集するものばかりでしたが、4月に初めて友人の関わった曲の紹介をする目的の動画を作りました。一緒にゲレンデにでかけた道中で、動画作成を依頼するかもと話をしてくれていたんですよね。こういった動画の作成は初めてだったので、なんとか形にできてよかったです。曲をメインにした動画は、スプラトゥーンのキルクリップぐらいしかないので、こういったいつもと異なる動画の作成は、新しい編集方法の模索や試したりできるという点で非常に良い経験となりました。今後もこのような、誰かの制作物をメインとしたもの動画にしてみたりしてみたいですね。

【2022春M3 I-10b】ピアノコンピ『黒白遊戯Ⅵ』(デモ)

 TOKYO6さんには、小春六花を中心に小樽組の CeVIO AI にはお世話になっており、盛り上がりを見せる中で開催された「しおばな祭」。TOKYO6単独初のリアルイベントということもあり、とても楽しみにしていました。そして自分もこのイベントに動画投稿という形で関わらせていただくことができ、単純なイベントとは異なる形で参画できたことが非常に嬉しかったです。そのイベントで購入した劇団ZEKE座さんの「Silver Star in Shining Spring 春に輝く銀星」は、中世ヨーロッパを参考とした独自の世界観で、小春六花と紲星あかりの小気味好いやり取りが読み進めていく中でとてもおもしろいと感じさせるものでしたね。そして同じ月に行われた第6回TOKYO6公式生放送。コーヒーを飲みながら配信をみてたんですが、突然自分の名前を呼ばれてコーヒーを吹き出しそうになったというのもいい思い出です。生放送のなかでいくつかお便りを読まれるコーナーがあるんですが、これに自分も投稿をしており、それが読まれました。嬉しいような恥ずかしいような、そんな複雑な感情が湧き上がったのをよく覚えています。その後も第7回、第8回の生放送の中で同じようにお便りを読むコーナーがあり、それぞれで再度自分の投稿したものを読んでいただくことができました。こういった思い出ができると、引き続き小樽組のソフトを使って色々やりたいと思えてきますね。

7月~9月

 この時期は、ボイスロイド動画関連の企画に参加する事が多かったですね。酔声祭スパイス祭珈琲収穫祭など、珈琲のアレンジや変わり種など、自分で調べるきっかけになったり知ってもらうきっかけになったりと、動画投稿が活発だった時期だと思います。また、ニコニコデイリートピックスとして再度採用していただいたのもこの時期ですね。ハンドドリップコーヒーの動画投稿は当初、ここまで続けるかどうかも怪しいぐらいのモチベーションでしたが、今では投稿頻度で観ると一番多いシリーズとなっています。やってみてよかったなと改めて思いますね。

 テ勢麻雀合宿2回目が開催されましたね。最初は「年に1回できればいいね」ぐらいの気持ちでいたはずなんですが、不思議なことに半年に1回の頻度に今のところなっています。でも楽しいからね、しかたないね。そしてまたこのときも自分が大きく負け越してます。グリーン荘との相性が良くなるのはいつになるやら。

 スプラトゥーン3の発売に合わせて、ボイロトゥーン2動画の最後となるものを投稿しましたね。合わせて、キルクリップ集なんかも投稿しました。同じゲームを4年ほどですかね、ここまで続けたものが今までになかったと思います。同時に、新しいコミュニティができるきっかけにもなったゲームでもあり、非常に思い入れが強いゲームとなりました。動画投稿再開のきっかけでもあるため、人生の重要なキーアイテムといえます。スプラトゥーン3も続けており、ボイロトゥーン3として動画投稿も続けています。このシリーズもどこまで続けられるかわからないですが、ソフトが4, 5と幸運にも続いた場合には、動画投稿も合わせて続けていければと考えています。

10月~12月

 このあたりから少し仕事のほうが忙しくなり、ブログ投稿自体も少なくなっていますね。そんな中でも思い出として強く残っているのは、10年ぶりのスキューバダイビングです。「2022年は海に潜るぞ!」という強い意志だけあり、タイミングを伺っているうちにズルズルと夏に潜れる期間が終わりを迎えようとしていました。気温がまだ高くて台風が来ていないタイミングはもうここしかない、と自分を言い聞かせて八幡野のダイビングに参加してきました。久々で少しパニックになるというアクシデントはありましたが、それでも行ってよかったと感じています。海中の浮遊感、別世界を冒険しているかのような独特の雰囲気は、最初に知ったときから自分を海に掻き立てる強い記憶としてずっと残っています。GoProを使って動画投稿できたことも嬉しかったです。GoProのおかげで、でかけた先でアクティビティを楽しむということに終わらず、動画という形で残すことができ、編集し投稿するところまで消化するという手段がとれるようになりました。今年買ってよかった一番の買い物は GoProと言えるかもしれません。

 TOKYO6関連の製作者グループのdiscord に参加させていただいたのがこの時期になるでしょうか。音楽関連の方がメインで、自分はなかなか話題に入ることができなかったのですが、アドベントカレンダーの参加者を募ってらしたので、思い切って手を上げました。12/8と12/22の2日分を担当させていただき、SynthesizerV 関連の話題が多い中、CeVIO AIによる動画作成と怪文書の投稿という、今思うとかなり異色の投稿をしたかもしれません。快く承諾してくださった開催主のWatashi様、本当にありがとうございます。今後も何かしらの形でこのグループでの企画に参加させていただきたいなと思うばかりです。

 ざっと振り返ってみましたが、こんなところですかね。ブログに記録させていないことも多々あると思うので、省かれている、あるいは忘れていることも多いと思います。こういうときに「書いておけばよかったな」という気持ちが高まってくるもので、当時は「まぁ書かなくてもいいか」と思ってしまったものは本当に忘れてしまうということを実感しています。たぶん毎年思うこととは思うのですが、せっかくこういう場所があるので、今後もできるだけ多くを残せるように、書くことを継続していきたいですね。

書籍の振り返り

 外出はよく電車を使うのですが、移動中によく電子書籍を読みます。漫画を読むといったことも多いのですが、ここでは2022年に読んだ小説や資料本をざっと一覧にして振り返ってみましょう。冊数自体は多くないですが、自分の感性に少しは影響を与えているものが多いと思います。ブクログというのはこういうときにおさらいできるのでいいですね。

 数年前に読んでいたシリーズものの続きを読むというのが多かったですね。ビブリア古書堂の事件手帖珈琲店タレーランの事件簿は、同じような系統のジャンルで、自分の趣味である本とコーヒーを取り扱った推理ものになります。推理内容を楽しむというよりは、全体の世界観を楽しむという感じですね。小説を読み慣れている人にとっては物足りなさもあるかもしれませんが、古書やコーヒーに興味がある人が軽く読む小説としてはうってつけのものなんじゃないかなと思います。浜村渚の計算ノートも、数学が好きなので読み進めているものですね。個人的に映像作品でみてみたいものではあるのでいつか実現してほしいなと待ち望んでいます。

 ハンドドリップコーヒーを始めたこともあり、コーヒーに関連する書籍を何冊か読みましたね。動画でセリフを起こすときの参考資料としてもつかったりしています。知れば知るほど楽しくなるもので、コーヒーというものの歴史の深さ、楽しみ方の広さなど、多くの方がそれぞれの考え方でアプローチされているのをみると、色々と試したくなり、よりコーヒーを楽しむことができると感じています。

 ゴールデンカムイは小樽に行ったことで興味を持ち、今では自分にとっておすすめの本として5本お湯便に入るぐらい気に入っている漫画になります。漫画とは思えないような、歴史に紐づいた情報量の多さが魅力的であり、漫画の中でも重要な要素となっているアイヌ文化についても少し興味があり「アイヌ文化で読み解くゴールデンカムイ」を購入していました。この書籍も、アイヌ文化の入門という位置づけで非常に興味深いものでした。こういった知らないことを知るということに面白さを感じているので、興味の引っ掛かりがあれば、いろいろと知見を広げていきたいなと思っています。

映画の振り返り

 Amazon Prime に加入したことで、たまに映画を観るというのも2021年からし始めたんですよね。ブログに残っているものではアルキメデスの大戦HELLOW WORLDがありますね。他にもアカウントの記録として残っているものをざっと一覧にしてみました。

 書き出してみると思いのほか多かったですね。日本の映画は仕事をしながらラジオ代わりに流してるものが多いでしょうか。この中でも個人的に良かったなと思うのは、最高の人生の見つけ方アルキメデスの大戦、セッション、TENET の3作品ですかね。最高の人生の見つけ方は、わりと万人受けするというか、大道の流れをしっかりとした演出や俳優さんによって組み上げられていて、感情移入なんかもしやすく、考えさせられるところもあり、面白い作品と思います。

 アルキメデスの大戦は非常に自分好みだったということで印象に残っています。最後に主人公のなかに生まれる感情が共感できるものであるかどうかが、この作品を「おもしろい!」と感じられるかの肝ではないかなと私は思いました。

 セッションは派手な演出があるわけではないのですが、とにかく引き込まれる感覚が非常にみていて楽しかったです。主要な登場人物も少なく、難しい背景があるわけでもないのですが、才能あるドラマーと狂人な指揮者という組み合わせが放つ独特の迫力は目が離せない者でしたね。全体的にダークな印象ではあるものの、最後の盛り上がりは非常に良かったですね。思うところは多々でてくるとは思うんですが、それでもみてよかったなと思える作品でした。ブラックスワンという映画が好きな方はセッションも好きなんじゃないかなと個人的には思います。

 TENETは「数分前をもう一度みてみたい」と思わせるしかけがいくつもあり、映画ではあまり感じられなかった感覚を刺激されたということが印象的でした。洋画らしい派手な場面も印象的ではあるのですが、映画のキーワードでもある「逆行」をうまく表現し、また映像として匠に落とし込まれているところが非常に引き込まれるポイントでした。「もう一度みたい」と観客に思わせる仕掛けがたくさんある作品でしたね。

 逆に、これは残念だったなというのはだいたい邦画でしたね。「事故物件」はホラーなのに恐怖心が終盤になるに連れて薄れてくるものでしたし、「大怪獣のあとしまつ」なんかは、やろうとしていることを低予算でやらざるを得ない感じにしてるんだろうなというのが感じられて楽しくなかったです。何より終始下品なのがとても嫌悪感を抱くものでしたね。

 Prime Videoではまだウォッチリストに入れている映画がいくつかあるので、2023年でも時間を見つけて映画をみていきたいと思います。

ハンドドリップコーヒーの振り返り

 そして趣味として始めたハンドドリップコーヒー。これがこの1年で一番影響が大きかった趣味なのかなと思います。使用する機材をプレゼントしてくれた友人には感謝してもしきれませんね。まずはざっと、使用した豆についてショップ別に並べて確認していきます。

 並べてみると結構な数になりましたね。南蛮屋は徒歩圏内にあるということもあり、やはり一番お世話になっているお店なんだなと再確認しました。これだけの種類の豆を一人で消費してるんだなとも思うと、カフェイン摂取量が気になってくるところです。

 数ある中で印象的だった豆をあげるとしたら、銀河コーヒーさんのブルームーン、WORCAS Coffee さんのコピ・ルアク、GLITCH COFFEE & ROASTERSさんのColombia Risaralda La Rivieraの3つですかね。ブルームーンは、ハンドドリップのみでも幅の広い風味の変化が非常に印象的でしたし、ブルームーンのエピソードも個人的にはお気に入りです。コピ・ルアクはそもそもの話題性の大きさもそうなんですが、その大きな話題性に違わない独特な野性味のある風味というのが印象に残っています。にた風味が表現できず、コピ・ルアクの風味、としか言えないというのがこの豆の凄さなのかなと体感したものです。そしてGLITCH COFFEE & ROASTERSさんの浅煎りの豆によって生まれる香り高い強い甘みを感じさせる風味は、一度体感するとこちらも忘れることができないものですね。

 豆だけに限らず、水出しコーヒー用の器具などコーヒー関連の道具、そして歴史など、ハンドドリップコーヒーを始めたからこそ得られた知識などが非常に多く、これによってこの1年は2021年に比べて鮮やかさを持てたものになったんじゃないかなと感じていたりします。せっかく得た技術や知識は今後も引き続き新しい情報を得つつ、研鑽を積んでいきたいものですね。

 とても長くなってしまいました。まぁ1年を簡単にまとめてしまうことができないということは、それはそれで充実していたという証なのかもしれません。これを書いているうちに12/31という年の終わりの1日が幕を閉じようとしています。年を越す前に書き終えることができそうで良かったと個人的には思っていたりします。ここまで読み進める人がどれだけいるのかわかりませんが、改めて、良いお年を。来年もよろしくお願いいたします。

年始目標との比較

 1年の最後の日ということで、2022年をざっと振り返っていきたいと思います。まずは過去のブログで「2022年はこれやりたい」的なものを書いていたので、どこまでできたかを照らし合わせてみましょう。

仕事に関する振り返り

まずは仕事について書かれていたことと、それに対する個人的な評価を100点満点中で以下のとおりにつけました。

  • AWS周りの環境に慣れる(50点)

  • 昇給できるような成果をだす(0点)

  • 他のチームとの連携を増やす(50点)

 まず「AWS周りの環境に慣れる」ですが、最初の半年に取り組んだタスクの多くが既存タスクの延長、機能改善など、AWS環境における操作というよりも、データフローに手をいれるような開発がほとんどでした。後半の半年でようやく新機能開発などでAWS特有の操作を知ったり、Database Migration Service(DMS)というAWSのプロダクトについて調べたりする機会が増え、ようやく環境になれるといったことができるようになったなと感じています。1年を通じてAirflowというワークフローを管理するプロダクトや、データストアにアクセスするSQLを書いたりすることはずっとしていましたね。まぁこのあたりは専門にしている分野であり逃れられない部分なので、今後も理解を深めていくことになりそうです。半年AWSの環境について余り見ることができず、半年でようやく手を付けられたので50点という評価です。

 昇給はまぁ今年はなかったですね。悲しい限りです。新しい環境に慣れるので手一杯だったというのもありますが、生活環境が大きく変化したということがあり、お仕事に当てられる時間が物理的に減った、というのが響いています。もっとやりたいと思っても時間がとれない、そんな時期がこの1年で長く続きました。また、休みも多く取った1年だったと思います。1週間ほど体調を崩したというのもあるのですが、どうしても時間を割かなければならない事象が発生したという感じです。特に、体調を崩したタイミングが非常に悪かったですね。重要なリリース作業を他の人に委ねなければならず、リリースがうまくいっても、リリース作業をしてくれた人が評価を受けやすいものなので、自分への評価は上がりにくかったです。このあたりは不運でしたね。

 他チームとの連携については、部分的にしていることはあるんですが、長期間を通じてガッチリと連携を組むような他チームというのは今のところないんですよね。ある程度タスクの内容に依存する部分ではあるんですが、自分が担当できる領域をうまく拡げられなかったため、協力依頼を投げられる機会は少なかったのかなと考えています。このあたりも、お仕事に当てられる時間の減少が響いている部分だと思います。部分的に連携しているところはあるというので、50点とみています。

 全体を通じてあまり良くない評価ですが、仕事をする環境の改善が今月でき、お仕事に時間を再度当てられるようになったので、来年は改善されるんじゃないかなと、割りと楽観的に考えています。

仕事以外に関する振り返り

こちらは点数ではなくて、できたかできてないかで書くのが良さそうですね。

  • 旅行

  • 動画投稿

    • 月1以上のペースで投稿する(31本投稿で月2本以上のペース)

    • ボイロトゥーン、旅行動画に加えてコーヒーの動画を作成する(コーヒーの動画を27本投稿)

  • テ勢麻雀

    • 嶺上開花和了る(できた)

    • 年間成績をプラスにする(マイナス597)

    • あらさんに総合成績で追いつく(むしろ離れた)

  • その他

    • ドラムで2曲叩けるぐらいに上達する(できない)

    • 筋トレの継続(4月までやってた)

    • 統計検定準1級の資格取得(敗北)

旅行について

 旅行について、今年は7箇所でスノボーを楽しみ、大きな怪我なく帰れたので安心しましたね。ブーツを新調し、GoProで撮影して動画にするということもし始めて、動画投稿という形に繋げられたことも個人的には満足しています。野沢温泉スキー場では記録的な大雪に見舞われ視界が悪かったり、丸沼高原スキー場ではツアーのバスが大幅に遅延したり、上越国際スキー場岩原スキー場に行こうとしたら岩原スキー場が前日でシーズンオフになったりと、「旅にトラブルはつきもの」という言葉を体感したりもしましたが、これらも合わせて良き思い出となっています。「まぁそんなこともありますよ、雪山ですもの」の精神で今後もいきたいです。来年はボードを新調して臨むつもりなので、また10箇所ぐらい回ってみたいものですね。合わせて怪我なく帰れるようにしたいです。

小春六花の雪山冒険記

 

 冬に雪山にでかけている一方で、夏に種子島への観光はずっといきたいと言いながら行動に移せていませんね。まぁコロナの騒動があって、なかなか九州・沖縄に近づくことがリスクが高いと考えてしまい、計画をたてることすらできなかったものかと。スキューバダイビングもできないかなと断念しかけていたんですが、海に潜りたい、GoProで懐中を撮影してみたいという気持ちを抑えられず、比較的近場で行けるところを探しましたね。そして潜った場所が八幡野です。海中散歩が楽しいという感動もありますが、それよりも「ようやく潜ることができた」という達成感が大きかったですね。10年ほど潜っていなかったことによる反動なのかもしれませんが、「ダイビングってこんなふうに楽しんでたなぁ」というのを思い出すことに感動してました。記憶を取り戻したときの感動ってこんな感じなのかもしれないですね。過言かもしれません。こちらも同時に動画投稿に繋げられ、沖縄ではないものの、満足度の高い結果になりました。今後はもっと頻度を高めていきたいものです。

nico.ms

 

youtu.be

 

動画投稿について

 こちらは自分でも思ってもいないほど投稿していたなと振り返りながら感じています。コーヒーの動画を投稿するという当初の目標だけにとどまらず、雪山での滑走記録や、スキューバダイビングの動画も出すことができました。ボイロトゥーンの動画も出すことができており、ニコニコ動画のフォロワー数もいつの間にか1200に届きそうという状態です。
 これはひとえに、投稿した動画をみて応援して下さる方々や、小春六花ちゃんを始めとした小樽組のキャラクターの魅力のおかげですね。Twitterで今年に入って相互フォローになった方の多くは、小樽組関連だったり、動画投稿関連だったり、投稿した動画をきっかけに出来上がるコミュニティの拡大を実感した1年だと感じています。ボイスロイド関連の投稿祭がいくつかあり、これらに参加できたのが影響していたかもしれません。今後もこういった関われそうなものに参加しつつ、この好調を維持したいですね、と書いてる12月はまだ投稿数が2本なのでちょっとペースが落ちてるんですよね。年末年始にできれば2本上げたいなと思っているので、お待ちいただければと思います。

テ勢麻雀について

 こちらは開催のたびに記事を残していたりするのでここで多くは書かないですが、生活のひとつの楽しみとなっている、自分にとってはわりと重要なイベントとなっていますね。今年は11回開催でき、ほぼ月に1回のペースでできているのは良いことかなと思います。毎月明確な楽しみがあると、日々を頑張ろうと少しでも思えてくるものです。個のブログが再開されるきっかけにもなっている出来事なので、今後も大事にしたいですね。
 嶺上開花和了るというのが個人的に好きなので、今後も目標としてずっと掲げるんじゃないかなと思います。今度は年に2回和了るとかにしましょうかね。今年は大きくマイナスとなってしまいましたので、来年は少しでも上げられるように頑張っていきたいものです。カンを信じれば全てが救われるはず。まずはトータルでプラスになるようにしたいです。

その他の目標項目について

 仕事のところでも書きましたが、5月頃に大きく環境が変わってから、ドラム、筋トレといったことがまともにできてないんですよね。合わせて統計検定のための時間もとれていません。統計検定については、仕事周りに時間を当てようと思うので、今後も優先度は下げたままになりそうなのですが、ドラム、筋トレは再開したいですね。来年も続けて目標として掲げましょう。ぼっちざろっくの曲とか叩けるようになりたいなとか最近では考えています。流行に流されやすい体質なんです。

今後さらに振り返る

 ここまでは、掲げた目標と照らし合わせる形で振り返ってみましたが、次はブログを参照しながらざっと1年を振り返ってみたいと思います。ただ、ここまでで思っていた以上の文量になってしまったので、一旦記事を分離します。まずはここまで読んでいただきありがとうございます。良いお年を。

12/19 コーヒーレシピ日記「日本酒でコーヒーカクテル(GLITCH COFFEE & ROASTERS)」

 日本酒を友人からいただきまして、ハンドドリップコーヒーと合わせてコーヒーカクテルができないかなと調べていました。数多くあるコーヒーカクテルで用いられるコーヒー豆はだいたい、深煎りのコクのある苦味が特徴的なものがほとんどだとおもいますが、これらの豆をクリアな味わいのものが多い日本酒と合わせると、正反対の特徴が互いの良さを潰し合うような、うまく調和しない風味になるものと予想されます。そのため、日本酒と合わせる豆としては、スッキリとした風味や香味が特徴的な、浅煎り寄りの豆があっているものと思います。

 そして浅煎りの豆として選んだのは「GLITCH COFFEE & ROASTERS(グリッチコーヒー&ロースターズ)」「Colombia Risaralda La Riviera 」という豆です。ゲイシャ種の豆で、挽く前からすでに甘い香りが広がっています。こちらのお店は浅煎りの豆を専門として取り扱っているお店で、東京、大阪、名古屋に1店舗ずつ展開しています。カフェとしてお店でコーヒーを飲むこともできますが、ブレンドやお菓子といった、喫茶店でよくあるメニューはなく、単一の豆から淹れるコーヒーのみを提供しているという、こだわりの一杯を追求し続けているお店です。

 いただいた日本酒は「無量山」という純米吟醸酒になります。非常にクリアでのみやすい日本酒で、冷酒としていただくのが美味しい飲み方と思います。淹れたてのハンドドリップコーヒーでは熱すぎて日本酒の良さが消えてしまうおそれがあるため、淹れたコーヒーを一度冷やし、アイスコーヒーにした状態でこの日本酒と合わせます。

12/1 にGLITCH COFFEE&ROASTERSを淹れたときのレシピ

  • 豆の挽き方:中挽き

  • お湯の温度:85度

  • 抽出器具: HARIOの陶器の円錐形のドリッパー

  • 蒸らし

    • お湯を入れ始めるときから秒数を数え始めて30秒、お湯の量は70g

    • スプーンで数回撹拌させる

  • 2回目

    • 中心から小さい円を描くように1分(計1分30秒)ほどかけて140g(計210g)のお湯を入れる

    • 5秒待つ(計1分35秒)

  • 3回目

    • 中心から小さい円を描くように10秒(計1分45秒)ほどかけて50g(計260g)のお湯を入れる

    • お湯が全て落ちきるまで待つ(計2分)

 今回のレシピは、コーヒー豆を購入したときに一緒についてきたレシピを参考にしています。ドリップ時間は2分半と書かれていたんですが、かなり短い時間でドリップできてしまいました。色合いも少し薄めで、まるで見た目は紅茶のようです。スプーンで掬って少し風味を確認してみると、香味の広がりと甘みを感じる風味はさすがゲイシャ種と感じるものでした。苦味はほぼなく、酸味も程よいものです。少し薄いかもしれないと感じましたね。お店で頂いたものと全く同じとはさすがにいきませんでした。いつもならこれで完成ですが、今回は冷酒と合わせるため、できたコーヒーを容器に移し、ラップをして冷蔵庫で冷やします。6時間ほど冷やしたあと、以下の内容で混ぜていきます。

  • コーヒーカクテルのレシピ

    • コーヒー:260ml

    • 日本酒:30ml

    • 砂糖:3グラム

冷えたコーヒーに砂糖が溶けるのかという不安がありますが、これぐらいの量なら大丈夫でしょう。コーヒーに対して日本酒の量が少ないように見えますが、実際飲んでみて風味を確認すると、これぐらいでも結構日本酒の風味は感じられるものでした。お酒に強い人であれば、アルコール分がもっと欲しいと感じるかもしれません。

 実際に飲んでみての感想ですが、コーヒーのフルーティーで甘みのある風味のあとに、日本酒のクリアな味わいが徐々に広がり、非常に味わい豊かなものになりましたね。コーヒーと日本酒のそれぞれの良さを残すことができたんじゃないでしょうか。ただ少し気になったのは、コーヒーの水っぽさですね。アイスコーヒーにするとき、だいたい粉の量を多めにして淹れることがセオリーなのですが、浅煎りの豆でアイスコーヒーを作ったことがなかったので、GLITCH COFFEE さんのレシピ通りの量にして試していました。結果として薄めという感じになったので、浅煎りの豆であっても量は増やすべきという学びになりました。それでも、コーヒーと日本酒の風味が徐々に舌に現れてくる味わいはとても美味しかったです。

 初めて日本酒をつかったコーヒーカクテルを作ってみましたが、初めてにしてはいいものができたのではないでしょうか。浅煎りの豆だけではなく、日本酒もいろいろと美味しそうなものはあるので、今後も時々このようなコーヒーカクテルを作っていきたいと思います。

 

 

ハンドドリップ関連動画

使用している道具